1990年7月

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小さい頃はどんな子供だったの?

弟が生まれるまでは”あまのじゃく”だった。わがままだったしね。だけど、弟が生まれて”お兄ちゃん”って呼ばれるようになってからは”お兄ちゃん”らしくなったかな。だって褒められる時も叱られる時も「お兄ちゃんなんだから」とか「お兄ちゃんみたいに」とか言われるようになったし。いろんな意味で責任ある立場だから軽はずみなことはできないよね。

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天使のように愛らしい赤ちゃん拓哉

SMAPというグループについて

ウチのグループって自慢じゃないけど、ホント仲の良さは他のどこのグループにも負けないよ!あと平均身長が高い。でも何よりもSMAPの6人で、一人一人がSMAPというグループを大事にしてるのがいいよね。

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幼稚園前。お祭り大好きっ子で、中でもアンアズあめがお気に入りでした。

20才までにやってみたいことって何?

形式的にまだ子供のうちに、それっぽいことをどんどんやりたい。おじさんと呼ばれる年齢になって「~するのは青春だよな」なんて言いたくないから。過去ばっかり懐かしむ人間じゃなくて、いつまでも前進し続ける人間になりたいよ。

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近くの公園で。車の上に乗っちゃって、やんちゃなところは今も昔も、かな?

SMAPをカレーと野菜に例えると?

中居はビーフカレー。森はインドカレーで吾郎はファミリーレストランのカレー。剛は田舎のおばあちゃんが作ってくれる、じゃがいもがまだ堅いカレー。慎吾はスパイスいっぱいの辛いカレーでオレは…インスタントのやつ。
野菜だと、中居がネギ、吾郎は白滝、森は野菜じゃないけどヤシ、剛がじゃがいもで慎吾がスイカ、オレはトマト。

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中学1年の時の遠足旅行。つくば万博に行きました。真ん中が木村くん。

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SMAPの他の5人について、ひと言ずつ言うとしたら?

中居へ(仕事の時は中居だけど、時々正広って呼ぶ時もある) 拓哉と一緒にこれからもSMAPを引っ張っていこう!
吾郎へ これからも何でも話せる奴でいてくれ!
森へ なんにでもチャレンジするところがスゴイ!
剛へ 今のままが一番いい!
慎吾へ ワンパクでいい。いいかげんに身長が止まって欲しい!

SMAPだと楽屋で6人一緒なんだ。だけど、一人でドラマや舞台やる時って楽屋の中一人なんだよね。そんな時はやっぱり少し淋しくなる。

どんなに有名になってに天狗にはなりたくない。だってオレは人間なんだから

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ドラマの「おとうと」をやった時、たくさんの人から「見ていて可哀想で泣いてしまいました」って手紙をもらったんだ。確かにあのストーリーは悲しいからね。でも、今オレはこんなコトを考えてる。悲しくて泣きましたじゃなく、感動して泣きましたって言ってもらえる演技をしたいなってさ。映画なんかでも、感動した時って身体にこう来るものがあるよね。それなんだ。そういう体験を自分の演技を見てくれた人に味わって欲しいんだ。
歌でもドラマでも舞台でも、いろんなチャンスを逃さないで自分のモノにしていきたいよね。ずっと前だけど、お母さんにこんなふうに言われたんだ。「やりたくてもできない人がいるんだから、チャンスがあるって幸せなのよ」って。本当にそうなんだよね。
演技で何が難しいかというと、やっぱり自分と違う人間を演じるってこと。例えば死ぬ役とか、そんな経験ない人間がそれをやるんだよ。半端じゃなく大変だと思う。そしてTVで流れた時、そういう目にあった人だってそのドラマを見るかもしれない。そんな時、オレがいい加減に演じてたらすごい失礼なことだから、やる側としてはハンパな気持ちじゃできないよ。オレは、みんなの代表として演じなきゃいけないんだよね。真剣勝負、誠心誠意を込めて、ありったけの想像力で演じるしかないんだと思う。でも、オレはやるよ。今のまま変わらず、どこまでも進んでいきたい。