1990年3月

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日に日に成長する6人。彼らが、3つのテーマに分かれて本気で話し合った。

高校受験も楽じゃない

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吾郎:ボクは去年受験だったけど、今年は剛の番。試験もうすぐでしょ。
:あと3日で試験だよー
吾郎:ボクのときは塾へ行ったり通信添削で勉強したりしたよ。あとは、友達とデニーズみたいなところで勉強したり、家でコタツに入ってやったりとか…。やっていないようでなんだかんだやってたような気がするな。今の剛には負けるけどね。剛はすごく勉強してるもんね。
:仕事の時にも参考書とか持って行って勉強してたけど、まだまだって感じがしちゃう。今になって、やっぱりちょっと後悔が出た。
吾郎:ボクは試験科目が3教科だったけど、剛も3教科でしょ?
:そう。数学・英語・国語の3教科。勉強した結果はまだわかんないけど、英語は結構やったよ。高校に入ってからも英語は頑張って勉強したいと思ってるから。
吾郎:自分が納得するまでやればいいんじゃない?学校って自分の問題だから、自分が納得すればいいんだよ。勉強しなくても自分が納得すればそれでいいしさ。
:とりあえず合格して高校行けたら、友達をたくさん作る!それから、学校の勉強以外のことを勉強したい。知識を身につけるとかそういうことをね。
吾郎:仕事と勉強の両方ってたいへんだけど、剛は順調なんじゃない。
:仕事は楽しいしね。生放送のテレビ番組は楽しみのひとつだよ。
吾郎:友達とか見てると、学校から帰って、遊んで、そのまま寝ちゃうって感じでしょ。そういう意味では、ボクらには楽しいことが多いよね。
:仕事は楽しみ、勉強はやる気!いろいろな勉強方法があるけど、やる気がないときは絶対に覚えられない。電車の中で勉強したこともあったけど、参考書開けてエンピツ持ったまま寝ちゃったこともあるよ。駅で森くんが起こしてくれた(笑)
吾郎:とにかく自分が納得いくまで、もうひとふんばりだ!合格を祈ってるよ。
:頑張ります!

夢は果てしなく…

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慎吾:ボクね、将来はクリスチャン・細井(アメリカのプロ・スケートボーダー)のように年収5億にしてね、自分の庭にランプとか置くんだ。
且行:うん、でっかい家には住みたいよね。まあ、夢だけどね。あとは、結婚して子どもが生まれたら、子どもにポケバイに乗らせてモトクロスやらせたいな。スケボーとかね、いろんなことやらせたいの。
慎吾:子どもかぁ~、ボクは自分がスケボーのプロになりたいな。家の中に板張りの所があって、そこで踊りとかできて…。とにかくスケボーと踊り。あと楽器もやりたいの。木村くんたちがギターやってるでしょ。教えてくれるって。
且行:ボクは自分のレース場を持ちたいね。バイクのレース場。あとは趣味でバイクのF3に出場したい!
慎吾:やりたいことはすごくたくさんあるよ。
且行:自分の家を持つのは、早ければ早いほどいいけどね(笑)
慎吾:森くんは大学とか行くの?
且行:たぶん行かないだろうな。できれば行きたいけど、無理だったら専門学校!
慎吾:ボクもできれば大学行きたい。
且行:踊りと歌はずっと続けたいね。
慎吾:うん、あと絵も描きたいんだ。
且行:慎吾は絵がすごくうまいもんね。
慎吾:油絵に興味があるの。
且行:慎吾は器用だから、結構、何でもできるようになるんじゃない?
慎吾:ギターか、ベースか、キーボードをやりたいと思ってる。本当はキーボードにしようと思ってたんだけど、木村くんがキーボードはすっげえ難しいっていうんだ。やるんならベースやれって。稲垣くんもベースやってるんだけど、結構うまいよ。
且行:SMAPでバンド組めるかな。
慎吾:やれたらおもしろいね。
且行:外国にも住んでみたいなぁと思ってるんだけど、SMAPのみんなとは、将来もずっと一緒に仕事したいよ!

男らしさって何だろ

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正広:オレたちも今年は17歳!もう一人前の男って感じかな?
拓哉:男とか男らしさってどういうのをいうんだろうね?
正広:ひとことやふたことで語れるものじゃないってことは確実だな。
拓哉:有言実行!やっぱこれですよ。男らしさって中身だからね。それがわかるために生まれてきたんだよ。
正広:男らしい人っていうと…。
拓哉:松田優作!中居は?
正広:香取慎吾(笑)。普通の男はスポーツできるとかそういうことで男を見せるみたいなのってあるじゃん。でも、オレはそういうことで見せるものがない…。
拓哉:たとえば、女らしさが男の人をサポートするっていうことだとしたら、男らしさはその女の人の前に出てリードするっていうか…。そういう感じしない?
正広:うん、女らしさってことに関して言えば、男に見られてるってことを意識するのもそうかもしれない。私はブスだから誰も見てないわっていうような意識は持たず、みんなにやさしく…。だから、おしゃれとかもした方がいいんじゃないの。そういうのを見守ってあげれれば、それはそれでひとつの男らしさだと思うしさ。
拓哉:おしゃれしてる人っていうのは、やっぱり自分を表現したがる人でしょ。自分を持ってるってことは男でも女でもいいことなんじゃないかな。あと、仕事に燃えてる人!これも男らしさのひとつだよね。うちのオヤジがそうだったし、そういうの見ててカッコイイと思ったもん。やっぱり男は仕事だよ!
正広:オレはうちのお父さんのこと、男らしいとかそういう目で見たことないけど、やっぱり理想のお父さんだね。男としては、お父さんを越えるつもり!うちのお父さんより、いい親になりたい。
拓哉:まだまだ”男らしい”ってよくわからないけど、「木村拓哉は”いい男”だ」って言われるようになりたいね。