汗かき少年の仕事場ノート

1990年6月

ラジオ1本、TVが3本。これがSMAPのレギュラーの仕事だ。で、いったいどんなふうに働いてるかとゆーと、おとなしく台本どおりに…なんてことは皆無！なんかオモシロイことがないかと、いつもウズウズしてる連中だから、現場ではどれだけアバレて、ころんで、楽しめたかが勝負。まるでハチャメチャ度を競い合うゲームをしてるかのような毎日なのだ。ただし、ここには、他じゃ見られない連中のいい汗、いい笑顔がたくさん散らばっている。「さあてと、今日は何すっかなぁ？！」木村を先頭に、6人がロケバスに乗り込んでいく。今日の仕事は「アイドル共和国」（テレビ朝日）と「ポップ・スマップ」（TBSラジオ）の2本立てだ。今度はどんなゲーム展開を見せるのであろうか？

▼「アイドル共和国」では”SMAPメドレー”のコーナーがあるのが楽しみ。この日は「ビーグル」「恋のサバイバル」「SMAP No.5」をぶっ続けで歌い踊りまくった。

▼ラジオの打ち合わせ用の弁当でも足りず、差し入れのケーキにも手を出した木村。あっという間に残りは3つだ…。「いけねェ。人数分なくなっちゃった。ま、いっか」と、さりげなく机の下に隠した…。まさに平成の無責任男！

▼「ねぇ、おねーさん、オレSMAPの中居、ねえねえ、遊んでよー」スタジオでは必殺ナンパ師？！

▼ひとりひとり個人プレイに走って、なかなか6人そろわなかったラジオの収録。やっとの思いでかき集めて、めでたくホンバ～ン。今度は、ひとりひとりの”おしゃべり戦争”の始まりだぁー！

▼「ハイハ～イ、マドンナのコンサートでこんな踊りなかったぁ？」とラジオ局の廊下でも、研究熱心(?)なシンゴ先生。手の出演は木村です。

▼「くそ～、ツヨシ、パフォーマンスしてたんだって？じゃ、ボクも顔面コピーだ！」負けず嫌いなところを見せる森。たびたびTBSのみなさん、スミマセン。

▼SMAP4人衆、サワヤカ”青春笑顔”の図。「アイドル共和国」で、トランポリンに挑戦するコーナーのひとコマ。よーく見ると、ジャージの着方にも、それそれ個性があるようで…。

▼「アイドル共和国」でトランポリンのコーナーがあると聞いて、目が輝いた木村。本番では、見事な宙返りを1回、2回、3回…。ファンの喜ぶ声を聞いたら、やめられない。このあと木村は、腰がボロボロになった…。

▼ラジオではいつも、最初にお弁当を食べながら打ち合わせをする。こんなときも、吾郎のいたずら心は止まらない。ハシがゆっくり伸びる。

▼「最近、髪が伸びちゃってさー」と。慎吾は楽屋裏でオールバック姿の自分に酔う。