1990年10月

6人の、ちょっとしたことだけど、意外と知られてなかった事実…。これをギュッと集めて、雑誌に。それぞれ、個性が出てます。

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●ときにはシリアス
「ボクねー、ホント平均サイズの高校生なんだよ。背の高さもそーだし、毎日平凡に生きてるって感じ」と語る剛。なーんの悩みもなく、ヒマありゃ、ピコピコ、ダンスしてるのだが、最近はそればかりでもないみたいだ。「議論が好きになったんだ。この前もねー、中居くんと徹夜しちゃったよ。”人生とは…”みたいな話で。」ひとりでいるときも、”ボクはこんなにのほほ~んとしてていいのか!と眉間にシワ寄せて思索にふけるときがあるという。「やっぱり大きな目標立てて、ときには人と言い争いするくらい、ポリシー持たなきゃいけないかな~って考え始めてる」ツヨシも、思春期になったということか…。
●意外な特技とは
「ボク、フツーの子だから、そんなに特技なんてないよぅ」と弱腰のツヨシだが、今どきの子にしては珍しい特技があることが判明!それはリンゴの皮むきだ!夜、部屋にいて”お腹すいたな~”と思ったら、ツヨシは階下へ下りて行き、台所でおもむろにリンゴをスルスル、スルスル、器用にむいて食べるのである。むいた皮は途中で切れることは絶対ない!一気にむけるというからオドロキだ。「エンピツだってね、ナイフで削れるんだよ」意外に手先が器用なのである。

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●しゃべるときは必ず…
今まで意外と知られていなかったが、ツヨシの口癖は「うんとねー」である。たとえば何か大ニュースがあって、SMAPのメンバーに報告したいときも、気だけ焦って話が整理できない。そこで「うんとね、さっき、うんとね…」となってしまう。その結果「おめーは何が言いたいんだ!」と、いつもヒンシュクをかうハメになるのだ。

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●意外な得意スポーツとは…
日頃から「オレ、運動不得意なんだよ。野球は小学生のときやってたけど…」と言っている中居。だがある日、ボソッとつぶやいた。「実はオレ、人並み以上にできるスポーツがあるんだ」それは何かと追求したら「卓球さ。いや~オレのオヤジが卓球で団体に出たことあるらしいんだ。兄貴も選手だし、オレもきっと卓球の才能があるハズだと…」あくまで、人を食ったヤツである。

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●家に帰ると主婦?!
外ではチャラチャラしてるけど、部屋に戻ると、意外と中居はマメらしい。今は湘南の実家を離れ、東京で一人暮らし。「そうじ?ちゃんとやるよ。カーペット・クリーナーをキコキコかけてさ、かけたとこが新しい色になるのがなんか気持ちいいんだよね。」クローゼットの中には整然と服が収めてあって、次の日着ていくジャケットが決まったら、丁寧に取り出して、クローゼットの外にかけておくのだ。そして次は洗たく。「その日着たものはその日のうちに洗わないと気が済まないんだ。それに靴下なんかでも、ちゃんと洗たくして、パリ!っとしたのをはくと気分いいじゃない。だから、どんなに夜遅くても、ちゃんと洗たくするんだ。」一人暮らしの鑑である。

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●めざせ!必殺料理人
そうじ、洗たくに飽き足らず、最近は料理にも挑んでいる。夏はそうめんをムショーに食べたくなって購入。適当にゆでたら、フニャフニャめんになって大失敗!それでも負けず、”カレーを作ろう!”と作ってみたが「超マズかった!どこがいけなかったんだろー」「よーし。今度は絶対、うまいもん作るぞー!」「いつかオレ、フランス料理なんかもマスターしちゃってさ、SMAPのみんな、部屋に呼んでパーティーしてーなっ。森も料理得意だけど、オレも負けねーぞォ!」

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●オスカルにあこがれて
森は一度こーだ!と決めたら、長い間こだわり続ける。自転車の曲乗りだって、小学生のときからいまだに続けてるし、毎晩夕食作るのも、中学のころから日課にしている。そして、ずっと夢見続けてるものもある。”ベルばら”だ。「1年ぐらい前、アニメの『ベルサイユのばら』を見たの。超感動した!あの、オスカルが綺麗でねぇ。それからすぐ、宝塚の舞台も観たんだ。あのりりしい衣装もいいし、金髪もいいんだよねー。ああ、ボクも外人のカッコしてベルばらの舞台に立ちたいな!」かわいい夢である。

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●まつ毛の長さは…
森のチャームポイントは、何と言ってもクリクリした目。だが、上の写真を見よ!このスラ~と伸びたまつ毛!!1㎝はあろうかと思われる。「昔からそーなんだ。小さい頃の写真を見ると、ホント女の子みたいだよ」

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●おでんマニアの日々
森は、おやつに夜食に、お菓子を食べない。で、何を食ってるかというと、今はおでんにコってる。「ボクの家の近くには、おいしいおでん屋さんがたくさんあるの。でね、お腹すくと、自転車でカッ飛んで買いに行くんだ。」ちなみに、おでんダネで好きなのはスジ。(という高校生はあまりいないだろう。しぶいぜ) コンビニのおでんは「おでん屋さんの味知っちゃうと、まずくて食べられないよ~」だそうだ。おでん以外で食べてるおやつは、たこ焼き、たい焼き…。森の胃袋は下町情緒を求めているらしい。

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●木村が外人になるとき…
木村のクセは、驚いたとき、感情が盛り上がったとき、ニセ英語を口にすることである。よく使うのは「ホワ~イ?」外人口調でやるワケだから、当然ジェスチャーつきである。あとよく使うのは「シット!(くそォ!)」「オーマイガ!」…。「これね~、映画の影響強いんだよ。よく洋画を観に行くんだけど、ホワーイとかシットとか、セリフでしょっちゅう言ってるじゃん。そーゆーの、マネしたくなっちゃってね。マネしてるうち、クセになっちゃったんだ。」ちなみに、マンガのセリフにも影響を受けやすい。”オレの目の前にツラ見せるな!”とゆーのがあって、いつか使ってやろーと考えてた。で、ツヨシに弁当のおかず横取りされたとき、「オレの目の前に…!」とやったそーだ。

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●華麗なる秘技
初公開!上の写真をよーく見てほしい。上唇が完全に鼻の穴をふさいでいる。これが木村の”秘技・穴隠し”だ。一見カンタンなワザのようだが、思い切り鼻から空気を吸い込むようにしないと、上唇が穴にピッタリつかないのだ。パチパチ!

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●Gパンはいて風呂に入るワケは?
「知られたくなかったんだけど、こうやって洗剤と軽石でGパンこすると、シブく色が落ちるんだよね」木村のふだんのGパン・ファッションは、こんな手作業のたまものだったとゆーわけ。水面下で、人知れず努力をしてるタイプなのね…。

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●ナゾの得意芸
いつもごろーは神秘的な匂いがしている。隠れた得意技を聞いたときもそうだ。「紙を切ることだよ…」ごろーは静かにそうつぶやいた。実際にやってもらうと、「シー」紙を手で破るマネをして、紙の裂ける音を口で言ってるのだった。つまんねーとも、すごいとも判断しかねるワザである。「これで、通信簿とか答案用紙とか大事な書類を破くマネをして、みんなをドキッとさせるんだ。」おーい、何が楽しみで生きてるんだ、ごろー?

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●てのひらのシークレット
「体の特徴?うーん、まゆ毛が実はひそかにつながってる。ツルツル肌である。で、体質的には、寝だめができる。16時間ずっと寝てるときもあるんだ。起きたら夜だったりして、それからは2日間徹夜しても大丈夫なんだ。あと、ヤセの大食いね。この前SMAPのみんなと焼肉行った時、ひとりで5人前食べたことがある。みんなそれ見て、目が点になってたけどね。体といえば、すごい特徴があるのを忘れてた!」ごろーが、パッと左手を見せた。「このてのひら、よーく見てごらん、フフッ」なんと、生命線がないのだ!「これじゃ、手相占い、しよーがないよね」もしかしてこれは、”永遠の命”を与えられている…ということなのだろうか?!やっぱりミステリアスさを秘めたヤツである。
●思わず髪に手が…
ごろーのクセ。それは、やたら手で髪をなでることである。「え?そんなことないよー」と言いながら、さかんに髪をなでる。「え?あ、しまった。やっぱりなでてるね」本人も気づいてないらしい。緊張したときは特になでる回数が多くなり、さらには、眉間にシワが寄るという特徴も加わる。

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●明るい入院生活
慎吾には大事件があった。10月初め、ダンス・レッスン中に、バック宙をしたとき、右足首を複雑骨折してしまったのだ。「足が地面についたとき、ゴツッて音がして、そのまま立てなくなっちゃったんだ。痛みより、何が何だかわからなくてさー」即、病院へ。手術をして、バカでかいギブスをはめて、約1か月、入院生活を送ることになった。が、慎吾は強い。決して暗くならず、毎日を過ごした。「時間がいっぱいあるでしょ。超ヒマだけど、今まで読めなかったマンガをゆっくり読めるのがうれしかったなー」ギブスはすぐに、見舞いに来たSMAPのメンバーや友達のラクガキでいっぱいになった。(お父さんのラクガキもあって、そこには”ドジ!”と書かれていた!) 経過は順調。今は退院し、リハビリに励んでいる。「みんな心配させてゴメンナサイ。で、たくさんの励ましありがとー。1月1日には武道館でSMAPのコンサートがあるから、間に合うよーにがんばります!」

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●ひそかに好きな食べ物
入院中、慎吾が好きな食べ物がわかった。お父さんが「今度見舞いに行く時、差し入れ、何がいい?」と聞いたら、慎吾は「ウニ!」と答えたのである。「お寿司がすごく好きなの。特にウニとか甘えびね。前はよく100円寿司にも行ったなー。一度20皿くらい食べたことあって、さすがにオナカこわして、学校休んじゃったけど。それからもまた行ってたもん」入院中ずっと、枕もとに、しょうゆがあった…。

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●絵はメシより好き
そのウニより好きなのが、絵。入院中は、ブックカバーに絵を描きまくり、徹夜したことも。絵のまわりに「オレは香取だ!入院中だぜ」みたいな、ラップ調のセリフも入れるので、マカ不思議なデザインになる。表紙の絵も慎吾の作。隠れた才能を持ってるもんだ。