1989年5月

歌のビッグ・ファイト!

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SMAPのメンバーも楽しみにしてるという「歌のビッグ・ファイト!」。4月26日、新宿・シアターアブルでカメラテストの真っ最中。そこは大走りとび大会の場と化していた。「行くぞ!」とかけ声一発、シュパッとジャンプする剛。続いて、慎吾、拓哉、そして吾郎も参加して、白熱する4人。たっぷり遊んだあと、拓哉の「加藤さんが来た!」の声とともにピッと整列。こういうときはすばやいSMAPなのです。ハイ…。

オープニングは「SMAP」からスタート。と、突然、幼稚園児の格好で登場した拓哉。Vサインなど送ってミョーにサマになってる。今日はなんとなく元気がないかなって感じだった正広も、SMAPインフォメーションコーナーのリハーサルでは本領発揮。正広を筆頭に、剛、拓哉、吾郎がセリフをトチるトチる。なんといちばんしっかりとこなしていたのは、年下の慎吾。こいつは根性がすわってる!5~6回でやっとOKが出て、思わず拍手する5人。よくやった!

とにかく遊ぶことに関しては天才的なSMAPが、客席に座ってシーンとなったのが、ヒガシと少年忍者の歌と踊りのとき。真剣な眼差しでステージを見入っておりました。

アイドル共和国

5月13日に収録された「アイドル共和国」の目玉は、なんといっても、SMAPのファッションショー。リハーサルでは、且行と拓哉のふたりだけが参加。司会の夏木さんに、「歩く態度にも、多少ズーズーしさがあります」(モデルは木村拓哉くん)、「みんなにモデルになれといわれてる森くんです」と言いたいこと言われたふたり。スタッフにポーズの取り方を支持され、ちょっぴりてれくさそうにしてたよ。

番組の前半では、正広と慎吾が西武園内からレポート。ゲストの高岡早紀ちゃんと一緒にバイキングに乗って、イエーイ!と思いきや、正広はこのテの乗り物に弱い。顔をひきつらせつつ、必死で歌の紹介をする正広の横で、元気に手を振る慎吾であった。しかし、ここでバイキングのシーンをもう一度というスタッフの声。「え~もう1回やんの?マジでシャレになんないよ」と、正広の顔はもう真っ青。ブーブー文句を言いつつも、しかたなく乗り込む正広。慎吾にもたれかかり、何もしゃべれなくなった正広の手から慎吾がマイクを奪い、見事なフォロー。

シャレになんねーよ正広と、ガッツポーズ慎吾のふたりがメインステージに戻り、さっそくファッションショーの本番。みんな個性的ポーズで、とっても素敵。正広の豪快な歩き方には、キドリのカケラもないが、ファッションのほうはキマッてるから、許そう。エンディングでは、歌のあと、みんながファンのすぐ前まで行ってサービス。盛り上がりは最高だったよ。

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▲ブレイクダンスを見せてくれたSMAP。剛と吾郎がいないぶん、アイデアとテクニックでアピール

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▲リハーサル中、慎吾をからかう拓哉と且行。剛がいないと標的は慎吾に……

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▲SMAPのファッションショー。全員キマッてるね!

POP・SMAP

拓哉:おい、このハガキ見た?慎吾くんを除く5人には彼女がいるって本当ですか?だって。
慎吾:なんでボクはいないんですかあ~(不満そうに、みんなをグルリと見渡す慎吾)。
且行:え~、みんな彼女いるの?
全員:いるわけないだろー

慎吾:この前、中居くんが靴下が汚れていたら、パンツも汚れていますと言ってたけど、靴下をはいてないときはパンツもはいてないんですか?だって。
且行:すげえなこれ(笑)!
正広:そんなのわかるじゃな~い。ちょっとHかな、このハガキ。
且行:今日、中居くん靴下はいてないじゃん(笑)
正広:この前さ、ボクのパンツがないなあと思ったら、平家派の城島くんははいてんの(笑)。まったくゥ~。

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▲最近おもしろかったことを作文にするのが、SMAPの課せられたノルマなのだ