1988年5月

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キンチョー?ぜんぜんしないよ!!

「国際スポーツフェア’88」最終日の5月8日、会場の国立競技場から「いつみ、加トちゃんのWAーっと集まれ!!」の”スケボー・トライアル”コーナーが生放送されるため、SMAPのみんなは控え室でスタンバイ。
慎吾くん:8時過ぎに会場に来たの。中居くんが、「すいてる時、入れるのは今しかないぞ」って言い出して、みんなで会場回って遊んだよ。

本番1時間前の11時からコーナー司会の夏木ゆたかさんと打ち合わせ。
「ぼくが『SMAP、準備はどうかな?』と聞くから、みんな『バッチリで~す!』と言いながらスケボーの端を踏んで起こして持ち上げよう!」夏木さんの言葉に、それぞれ練習を始める。横一列に並んで、6人で動きをそろえようと何度も練習練習。

この日は吾郎くんにセリフがあった。夏木さんの問いかけに「今日はすごいモリ上がってますねー」とか「すごい人ですねー」などと、ひと言ひと言、考えながらセリフの練習をする吾郎くんに、木村くん「国語の授業みたい」と思わずクスクス。中居くんは「会場のみんなを見ながら言った方がいいよ」と、先輩らしいアドバイス。

リハのために会場に移動。警備員に囲まれて秘密のコースをたどっていったけど、たちまちファンに見つけられてしまう。当の本人たちが「すごいね、なんか」とキョトンとしている様子がおかしい。

ステージの裏で、夏木さんが「マイク向けるから、ひと言ずつ何か言って」と指示すると、みんな何を言おうか小さな頭を悩ませる。そして、それぞれに口に出して練習し始める。
「東山くんと食事をした中居で~す」
「東山くんとイカスミ・スパゲッティーを食べた木村で~す」etc…..

打ち合わせしながらリハを終えるとあとはステージ裏で本番を待つばかり。生放送とはいっても緊張とは無縁?!手鏡を使って、遠くのファンたちに光を反射させてみたり、スピーカーホンさえおもちゃにしてしまう。吾郎くんの耳元に向けて「ワッ!」と驚かしたのは中居くん。みんなで回し合って、歌ったり大声で笑ったり大騒ぎ。

本番、夏木さんが、スタジオの逸見さんと加トちゃんに呼びかける。
「スタジオもモリ上がっていると思いますが、こちらもSMAPの人気か、ものすごい熱気ですね~!」
マイクを向けられた吾郎くん、「すっごいモリ上がってますっ!!」
♪パチパチ!ものすごく元気に言えた。吾郎くん、ホッとした笑顔。
夏木さんは「吾郎くんは、これを言うために、ずっと待ってました」とアドリブ。舞台裏を知っているSMAPのみんなに笑顔がこぼれる。

”スケボー・トライアル”本番。CMタイムからステージ上をスケボーでグルグル回るSMAP。アップのカメラの前で、みんな思い思いに笑ったり、ポーズをとったりアピールする。剛くんは、カメラの前でしゃがんだままピョンピョン、ジャンプしてみせた。

夏木さんの合図でセンターに集合した6人。元気いっぱいにあいさつ。
「今日は天気がいいのでワクワクしている稲垣吾郎で~す!」
「秋山さんにスケボーを教えてもらって、うまくなった森且行で~す!」
「半そで短パン、元気な子、草なぎ剛で~す!」etc…..

SMAPにワ~ッとインタビュー!!

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