1991年9月

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:ミュージカルが終わって、夏が終わったって感じだね。ちょっと寂しいよ。
且行:うん。カンパニーのみんなとの別れがつらかったよ。みんなに教えてもらったことは、これからも絶対に役立つことだったよ。
正広:いい出会いもあったし、一所懸命やったし。オレたちのいい財産になったよな。
且行:得るものがいっぱいあったよ。毎日が本当に楽しかった。今日もみんなから何か得られると思うと稽古もワクワクしたよ。
:振り付けの先生、外人の先生ですごくパワーのある人だったよね。今までいろんな先生に会ったけど、すごくおもしろかった。
正広:オレは芝居の面では最後まで納得することはなかった。千秋楽が初日だったら…あと2週間あったら…と思ったけど、結局芝居には頂点はないんだなって実感したよ。
且行:すごくいい仕事だったよね。今までで一番勉強になったな。
正広:ただ公演中残念だったのは、真剣なシーンなのにファンの子が笑うことがあったこと。オレ悩んだよ。ああ、まだ星矢を見てるってよりは、”中居くん”を見てるんだなって。
:でもさ、やっぱりファンの子に毎日逢えるっていうのはいいよね。
正広:そうだな。ファンの声援が一番のエネルギーだからな。それから、”Can’t Stop”を覚えてきてくれたのは嬉しかったよ。ああ、みんないい子やなーって思った(笑)
且行:ハミングしてくれたりしたしね。
:ああ、この曲でデビューするんだなって、改めてしみじみ思ったね。
正広:8/18の公演の後、ファンの子が”ハッピーバースデー”を歌ってくれて超嬉しかった。オレの耳にちゃんと届いたよ。ありがとう。
且行:それからさ、デビューイベントで5か所行ったけど、たくさんの人が来てくれて感激したよね。もっと他の地方にも行きたいね。
:SMAPカッコイイから驚かないで(笑)
正広:オレと剛は3枚目だけどな(笑)

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慎吾:ミュージカルの千秋楽の幕が降りたとき寂しかったね。もっとやっていたかったよ。
拓哉:オレ、舞台の上では泣けなかったけど、打ち上げ後、大泣きしたよ。男も女も関係なくカンパニーのみんなで抱き合って泣いた。あの人たちに会えてよかった。心底そう思う。
吾郎:そうだね。オレ、真矢さんに兄弟みたいに仲よくしてもらって、一緒に稽古よくやったよ。「吾郎!できるまでやるからな」って、炎天下、セミの鳴く中で。今、感謝してるよ。
慎吾:僕も、共演の人にお食事に連れてってもらったり、服をもらったりしたよ。いい思い出ばっかりで、あっという間だったね。
吾郎:オレ、汗かくことや努力とか根性って嫌いなの(笑)。でも今回は、そういうことの良さがわかったよ。いい結果が出たからね。
拓哉:千秋楽の後、朝まで打ち上げやってて、みんなは帰っちゃったんだけど、オレは残ってたんだよ。で、朝5時ごろ青山劇場の前へ行ってさ、聖闘士星矢のデモテープかけたの。そのシチュエーションを思い浮かべてみてよ。
慎吾:なんかジーンときちゃうね。あとボク、ファンの人がみんなで”Can’t Stop”歌ってくれたのを見て、ジーンときちゃったよ。
吾郎:やっぱりみんなに好きになってほしいよね。全国まわって、喜んでもらえて、ファンの子と同じ歌を歌って…そういう時間を大切にしたいから、キャンペーンは大好きだよ。
拓哉:キャンペーンでは握手会があったけど、オレは機械的に握手をする人形にはならなかった。デビューして最初は”あやつり人形”かもしれない。でも、オレたちはあやつる糸が切れたときに自力で立てる”人”でいたいね。
慎吾:うん、なんていうか、ハートを大切にしていきたいよね。
吾郎:たくさんの人と出会えるチャンスが増えて嬉しいよ。テレビも全国ネットの番組に出るようになったから、地方の子に見てもらえるしね。
慎吾:10月の超アイドル博でも会おうね!