1991年9月

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9月8日、台風15号の接近で、どしゃ降りの雨にもかかわらず、西武園は早朝からものすごい熱気。徹夜組を含めて1万5千人の女の子の長蛇の列ができている。受付開始の午前8時前からファンが待機。色とりどりの傘の下、靴の中までグチョグチョになりながら女の子たちはジッと待つ。そして9時半。来た!台風15号どころかSMAP台風だ。たたきつけるような雨の中、6人がプール中央に設置されたステージに駆けていく。「いくぞー!」中居くんのかけ声で、ファンのボルページは一気に最高潮に!ものすごい歓声の中、メンバーは衣装のままプールを右へ左へ。ファンも、もうすぶぬれ。

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まず、ラップにのせてメッセージ。そして「Can’t Stop Loving」を歌い始めたところで、ハプニング発生。「ブチッ!」あれ?!音が聞こえない!!なんと漏電で電源が切れて音が出なくなってしまったのだ。マイクも入らない。「エッ、どうしたの?」と騒ぐみんなに6人は口に人差し指をあてて「シーッ」と合図。SMAPは、ジェスチャーと肉声で、何とかしようとがんばる。マイクを通さない中居くんと木村くんの声が断続的な雨音にジャマされながらも聞こえてくる。ファンも一体となって、よけい盛り上がった。

あ、やっと直ったみたい。マイクが入ると
中居「雨の中、ホントにどうもありがとう。みんなオレたちと一緒に雨に打たれようぜ。今日の10年に1度のこの台風は、オレたちに幸運を呼んでるぜ!?」
拓哉「一緒にシャワー浴びようぜ!OK!レッツゴー!」
再び曲がかかると、SMAPは雨なんかぶっ飛ばす元気でダンス&シング。そして「SMAPメドレー」、また音が消えた。「雨のバカヤロー」「みんなゴメンネ」とあやまる6人にファンは思い切り頭を横に振っている。みんなは悪くないよ、頑張って!6人が広いプールに散ると、女の子たちが服のままプールに入り、メンバーを追いかけていく。ダンスミックスバージョンの後、MCタイム。

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コマーシャル出演のこと、そして、入場者が1万5千人、用意していたCDが1万5千枚完売!
中居「今日来た人を後悔させないよ。この団結力はどこにも負けない。こんなコンサートはSMAPだけだから」
慎吾「僕たちのために、こんなにたくさんの人が集まってくれて嬉しい」
拓哉「歌の題名どおりSMAPはCan’t Stopでいくから、みんな遅れないで」
「みんなと僕たちの思い出の日にしよう。ただ、風邪ひかないでね」
且行「今日からSMAP思い切り行くぜ。応援よろしく」
吾郎「雨よりたくさんの汗かいて吹き飛ばしちゃいましょう」

ラストは「ブギウギキャット」そして「Can’t Stop」。そして1万5千人との握手会。夕方4時半、熱い1日は幕を閉じた。まさに9/8は6人にとってもファンにとっても涙の一日となった。

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【曲目】
●SMAP
●BANG-BANG-BANG
●Baby Baby Baby
●Can’t Stop Loving
●ストーミータウン(ダンスミックス)
●ブギウギ・キャット!
●Can’t Stop Loving
●つれないね

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