鴨川のごんべえ農園で１泊２日の強化合宿

1988年11月

１泊２日の強化合宿がついに実現！明るい農村に元気台風が走る！

「遠足じゃないからね。根性と団結の強化合宿だかんね。弱虫は東京に帰れっ！」この意気込み、さすがSMAP！　というわけで１泊２日、やって来たのが千葉県鴨川のごんべえ農園。しかし、底抜けに元気なやっちゃ。なにしろ往復9時間のバスの旅。香取は、すれ違う車めがけて、おもちゃのピストルをバンバン連射。稲垣、草なぎはヘッドホンで聴きながら「DAYBREAK」を約250回がなった。一方、木村を見れば、SMAPカードを手にPRの連続。これ、紙に「SMAP知ってる？」と大書きして街中に見せるわけ。森はゴーカイに寝てるし、中居は高速道路のワキでオシッコしちゃう。これで強化合宿になったわけ？「そうだよ～ん。ぼくらTV局とかゲームセンターとかシティぽいところばっかいるからさ、たまにゃ、自然に入って元気とりもどすんだい！」SMAPは”野生”が似合う？！

自給自足はカントリー・ライフの原点！さっそく朝食用の卵を取りに鳥小屋へ入った3人。逆に取りに追い回されてパニック状態だ。悪戦すること数十分…。

アツアツのご飯に取りたての生卵をドバっとかけて食べる。これが最高にウマイ。4～5杯とお代わりを繰り返す。こいつらは、ただの大食い。

イモ掘りに意外な才能を発揮したのが、稲垣、草なぎの絶叫コンビ。「またとれた！」の黄色い声が響く…。

「土を耕すんじゃ！」と、農家のオジサンの指導のもと、道具を持ったけど、このありさま。公園の泥んこ遊びじゃないっつーに。

昼食は、大自然の中でSMAP特製カレーに挑戦。火を起こす係は木村、水を汲みに行くのは香取と全員参加だ。包丁を持った森と中居、野菜は皮をむいて使うことを知らなかった…。結末は悲惨だ。

「さすが慎吾。スゲエ！」中居のおだてに乗って、香取が何度も宙に舞う！ジャンプ一番、泥んこの田んぼにズボッ！香取はもうパンツまでグショグショ。しまいには、もうみんなにあきれられてしまい、泥だんごの集中砲火。

農作業の心地よい疲れの後は、昼寝に限る。木村と森、草を枕に仲よくバタン。高い空と冷たい風がスッと眠りに誘ってくれそうだ。ところがまた例によって泥だんご攻撃が始まった。「よせよ、おまえら」とムクッ！