1991年7月

中居正広草なぎ剛(SMAP)
デビューを目前に控え、意気込み高まる2人の本音トーク

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まずファンの子に「ありがとう」って言いたいな。ファンの子がいなかったら、応援してくれなかったら、デビューだってできなかったし。オレ達のデビューはファンの子がつくりあげてくれたものじゃないかな。
7/14に予定されていたデビュー発表イベントが中止になったこと。本当に土下座して謝りたいよ。オレ達のショックはものすごく大きかった。ファンの子の数が予想以上になりそうだから、事故がおきてからじゃ遅い…って。本当にごめんなさい!!ああ、もう超悔しいよ!会いたいよ。ファンの子みんなに超会いたい。春のコンサート以来だからね。でも、何かの形で今度は絶対に責任持ってやるようにするから、待っててください。
それから、ファンの中には「デビューしたらSMAPが遠い存在になっちゃう」っていう子がいるけど、そんなこと言われたらオレ達、イヤだよ。デビューが決まったってSMAPは変わらない。SMAPは歌にしろ踊りにしろ、事務所の先輩たちを実力で上回るものはないと思う。ただ、少ない力かもしれないけど、一生懸命やれば、ハートさえ伝われば、わかってもらえると思う。

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オレ達、普通の歌手と同じようなことやってて、いろんなことを経験して、それでデビューだから、また一から始める…みたいなヘンな感じだけど、「やっとデビューか」じゃなくて「よーしデビューだ」って前向きでいたいね。常に一生懸命やってるSMAPでいたい。
でも正直なところ、デビューって堅苦しい感じだな。デビューだけが命、みたいな。そりゃ大変なことだけど、それだけのために今までがんばってきたわけじゃないから。ただ、デビューするからには恥じないように、それだけは心がけるよ。
CDは買ってほしいなーと思うけどね、レンタルでも聴いてくれればいいよ。聴いていい曲だと思ったら買えばいいし。ダメだと思ったら買わなきゃいい。強制はしないよ(笑)。

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レコードデビューが決まったことを初めて聞いたとき、「僕ってSMAPだっけ?」って思った。ほら”SMAPデビュー”っていうでしょ。だから「あれっ?SMAPがデビュー…ボクって何だっけ…ああ、ボク、SMAPだ」って(笑)、自分のことだと思えなかったんだ。よく「ファンのみんなのおかげ」っていうけど、今回のデビューで、それをものすごく実感したよ。ファンの力ってスゴイと思った。
7/14のイベントが中止になったのは、僕もすっごく悔しかった。ファンの人には申し訳なくて。4月の新宿に続いて2回目の中止だから、6人で「もうボク達ダメだねぇ。信用されないね」とか言ってた。でも、近々また機会があるらしいので「今度こそ」と思ってます。
デビューが発表されてからは、たくさんの人が励ましてくれて、もう前へ突っ走るしかないな、と。言葉に出さなくても6人、以心伝心で「がんばるぞ」みたいなのが伝わってるし、なんかSMAPの団結力がより一層強くなったんじゃないかな。

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SMAPが結成されてから3年半かぁ。長いようで短かったよ。ちょっと前までは普通に学校に行って、普通に遊んでた…そのころはデビューなんて考えもつかなかったのにね。そう思うと、今こうして普通の子には体験できないようなことができることってことが、もうそれだけで感動だよ。
SMAPは何をウリにするかって?僕たちは”お笑い”でしょ(笑)。ちがうか。うーん、6人ともまだ学生だから、一番ファンに近いんじゃないかな。ファンレターにも「もうすぐ期末テストですね」とかあるし、学校に行ってるってことで対等に話せるよね。そういう”身近さ”っていうのがいいかもね。
SMAPって6人が何かの縁で一緒になったんだから、これからも6人仲よく、6人が独自の個性を出して、それがSMAPを大きくして、おもしろいグループになればいいなって思うよ。